気になる人を見つけたら、まず本人の言葉を読みに行く。私の推し名鑑編集部の習慣です。今回ご紹介するのは、横浜市に拠点を置く中学受験専門の家庭教師サービス「家庭教師Eden」を運営する、株式会社Edenの代表取締役・居村直希さんです。生徒や保護者からは「なおき先生」と呼ばれています。
公式サイトのタイトルには「中学受験に強い!家庭教師Eden|合格率97.5%のプロ家庭教師集団」と掲げられています(97.5%は同社の公表値です)。数字だけを見れば、よくある強気な受験サービスのひとつに見えるかもしれません。ただ、編集部が惹かれたのはそこではありませんでした。公式サイトのQ&Aに残っている、保護者の悩みへの回答の文面です。言葉の選び方、話を始める順番、笑いの混ぜ方。そのどれにも、この人の人柄がそのまま出ていると感じました。
この記事では、公式サイトのQ&Aに残る本人の言葉を手がかりに、なおき先生という人を紹介します。人柄は肩書よりも、悩みへの答え方に表れるものです。言葉そのものをじっくり味わっていただければと思います。
- 「そもそも子供はわがままな生き物です」。家庭教師Eden代表・居村直希さんの言葉に表れる、子どもへのまなざし
- 「私も自身の子供ができたら、喧嘩になると思います(笑)」。親子喧嘩に悩む保護者への、なおき先生の向き合い方
- 読書嫌い、計算嫌い、模試の点数。具体的な悩みへの答え方に見える、プロ家庭教師・なおき先生の指導観
- 採用率10%と、LINEでの毎日の学習管理。家庭教師Eden代表として全生徒・全講師を見る居村直希さんの引き受け方
- 「将来、生きていく力を身につける」。合格のその先を見る、家庭教師Edenの教育理念となおき先生がそこに至った背景
- YouTubeとブログとInstagram。家庭教師Eden・なおき先生に「会える」場所と、気になった方のための入口
- おわりに。公式サイトのQ&Aだけで、ここまで人柄が見えてくる家庭教師Eden代表・なおき先生という人
「そもそも子供はわがままな生き物です」。家庭教師Eden代表・居村直希さんの言葉に表れる、子どもへのまなざし
Q&Aの中で、編集部が最初に足を止めたのはこの回答でした。わがままな娘に手を焼いているという保護者からの相談に対して、なおき先生はこう答えています。
「まず、わがままな娘さんとありましたが、そもそも子供はわがままな生き物です。この難しい中学受験の畑で、娘さんを管理できなくても仕方のないことです」
相談した保護者は、おそらく「どうすれば娘のわがままを直せますか」という答えを期待していたはずです。ところが返ってきたのは、直し方ではなく、前提のほうをほどいてくれる言葉でした。子どもがわがままなのは異常ではなく、生き物としての標準であること。中学受験という「難しい畑」で、親が子どもを管理しきれないのは仕方のないことであること。悩みの中身に踏み込む前に、まず保護者の自責を外しにかかっているわけです。
短い文面ですが、順番がとても良いと思いました。「あなたは悪くない」を先に置いてから本題に入る人は、相談される仕事に向いています。技術としてやっているのか、性分なのかは分かりません。ただ、公式サイトという看板の場所で、あえてこの書き方を選んでいるという事実は、この人の子ども観と保護者観をよく表しています。子どもを「直すべき対象」ではなく「わがままで当たり前の生き物」として見る。この目線が、後で紹介する指導の話にも一貫して流れています。
「私も自身の子供ができたら、喧嘩になると思います(笑)」。親子喧嘩に悩む保護者への、なおき先生の向き合い方
もうひとつ、親子喧嘩が絶えないという相談への回答も引いておきます。
「そうですよね、私も自身の子供ができたら、喧嘩になると思います(笑)。お子さんに対する期待や、愛情が深い故の結果で、どのご家庭でも同じだと思います」
まず自分を同じ側に置く回答です。プロとして上から助言する前に、「私でも喧嘩になると思います」と笑って隣に座る。この(笑)の使い方は、文章にその人が出る部分だと思います。深刻な顔で受け止められるより、こう笑ってもらえたほうが肩の力が抜ける保護者は多いのではないでしょうか。しかも、親子喧嘩そのものを「期待と愛情が深い故の結果」で「どのご家庭でも同じ」と定義し直しています。ここでも先ほどと同じで、悩んでいる人の自責を先に外す型が守られています。
続けて、なおき先生はこう書いています。
「私は何百というご家庭の中で、指導をしてきましたので、その辺りのお悩み解決は一番の得意分野です」
前半で隣に座り、後半で頼ってよい理由を示す。共感だけで終わらせずに、「これは私の一番の得意分野です」と引き受ける宣言までがワンセットになっています。親子関係の悩みを、指導のついでに聞く雑談ではなく、自分の仕事の中心のひとつとして扱っている。何百というご家庭の中で指導をしてきたという本人の言葉と合わせて読むと、保護者支援を本業の一部と考えている人の書き方だと感じます。
読書嫌い、計算嫌い、模試の点数。具体的な悩みへの答え方に見える、プロ家庭教師・なおき先生の指導観
Q&Aには、もっと具体的な学習相談への回答もあります。ここに指導観がよく出ています。
読書が苦手な子については、子どもに「読みなさい」と言う前に、親が先に音読して「読書は楽しいんだよ」という姿勢を見せることを勧めています。分からない言葉が出てきたら、その都度一緒に辞書を引いて、付箋を貼っていく。子どもを変えようとする前に、家庭の空気のほうを変える提案です。読書の助言なのに、動くのはまず親のほう。この発想の向きが面白いところです。「読書は楽しいんだよ」という姿勢を親が見せるという言い方には、子どもは言葉より姿を見て育つ、という考え方がにじんでいます。辞書と付箋という道具立ても、特別な教材ではなく、どの家庭でも今日から真似できるものが選ばれています。
計算が苦手な子については、四則計算のうち得意な計算から集中的にやらせて、自信を付けさせながら少しずつ苦手な計算を混ぜていくやり方を勧めています。苦手の克服を正面から命じるのではなく、得意から入って自信を先に作る。ここでも順番の設計が一貫しています。
模試の点数が悪いという悩みには、そもそも模試は内容が難しすぎるうえ、子どもは模試という形式に慣れていないのだから、点が取れないのは当然だ、という前提から話を始めます。その上で、点数の取り方を学べる「5ステップ講座」を案内しています。慰めて終わりではなく、当然と言い切った後に具体的な打ち手を差し出すところまで含めて、なおき先生の型です。
成績が伸びない原因についての見立ても紹介しておきます。なおき先生は、集団授業ではカリキュラムの進行が優先されるため、根本の原理の説明が薄いまま演習が進んでしまうことを原因として挙げています。子どもの能力ではなく、学び方の構造の側に原因を置く見立てです。つまり、この人の「子どもを責めない」は、優しさの演出ではなく、原因分析のやり方そのものなのだと思います。Q&Aを通読して編集部が受け取った印象は、これに尽きます。
採用率10%と、LINEでの毎日の学習管理。家庭教師Eden代表として全生徒・全講師を見る居村直希さんの引き受け方
体制についての回答にも、本人の言葉が残っています。指導の質を心配する保護者に対して、こう答えています。
「指導方法については、しっかりとした研修を積んでおりますのと、弊社の採用率は10%なので、慎重に先生選びもしております。私、代表の居村が、すべての生徒、先生を徹底管理しておりますので、どうぞご安心ください」
採用率10%という数字や研修の存在も目を引きますが、編集部が注目したのは最後の一文です。「私、代表の居村が」と名乗った上で、すべての生徒と先生を自分が見ていると言い切っている。組織の代表が、品質の主語を組織ではなく自分個人に置くのは、逃げ場のない書き方です。何かあれば自分の名前に返ってくることを分かった上で、それでもこう書くと決めている人なのだと思います。「なおき先生」という呼び名が生徒や保護者の間で定着しているのも、会社の代表としてではなく、一人の先生として名前で覚えられる距離感で仕事をしているからではないでしょうか。
日々の学習については、こう説明しています。
「Edenでは、LINEにて個別に、毎日の学習内容の徹底管理をしております。あなたのお子様が自然と勉強習慣がつくようにプログラムされておりますので、安心してお任せください」
この毎日の管理の裏側には、人は上司に期限を決められることで危機感と責任感を持って行動する、という第三者管理の考え方があるそうです。大人が仕事の締め切りに動かされるのと同じ仕組みを、子どもの勉強習慣づくりに応用しているわけです。気合いや根性ではなく、仕組みで習慣を作るという発想と、「徹底管理」という強い言葉をあくまで保護者の安心のために使う語り口。この組み合わせが、なおき先生らしさだと感じます。
その日々のやり取りの入口になっているのが公式LINEです。なおき先生の考え方をもう少し近くで見てみたいという方は、まずここをのぞいてみるのが早いと思います。

「将来、生きていく力を身につける」。合格のその先を見る、家庭教師Edenの教育理念となおき先生がそこに至った背景
家庭教師Edenの教育理念は二段構えです。短期の目標は、第一志望校への合格。長期の目標は「将来、生きていく力を身につける」こと。ここで言う生きていく力とは、小さな成功体験の数を増やし、自己肯定感を高めることだと説明されています。
この理念の背景として語られているのが、合格しても入学後に目的を失ってしまう子や、不合格だったときに費用と労力の損得勘定が先に立って、子どもの頑張りを認められなくなってしまう保護者を見てきた、という話です。合格の先で目的を失う子どもと、不合格の後で子どもを認められなくなる親。受験の勝ち負けのどちら側にも落とし穴があることを知っている人の理念だと思います。合格率をうたうサービスの代表が、合格そのものを短期の目標と位置づけて、その先の生き方のほうを長期の目標に据えている。この順序のつけ方は、看板の数字よりもよほど雄弁に、この人が何を大事にしているかを語っています。
この理念から読み直すと、Q&Aの回答が一本につながります。計算の得意から入って自信を作る指導も、模試で「点が取れないのは当然」から始める説明も、小さな成功体験を積ませて自己肯定感を高めるという長期目標の方から見れば、当然の順番だからです。回答の癖だと思っていたものが、理念の側から見ると設計だった。今回の読み解きで、編集部が一番面白かったのはここでした。
理念にまつわる話は、公式LINEからの案内でも触れられます。文章だけでは伝わりにくい温度を確かめたい方は、こちらからどうぞ。

YouTubeとブログとInstagram。家庭教師Eden・なおき先生に「会える」場所と、気になった方のための入口
なおき先生は、YouTube「なおき先生の中学受験逆転合格チャンネル」でも発信しています。

合格者との対談をまとめた再生リストもあります。Q&Aの文面だけでは分からない、話し方や間合い、相手の言葉の受け止め方を確かめられる場所です。
公式ブログ(Ameba)には合格体験談が載っており、偏差値30台後半から倍率8倍の第一志望校に合格した卒業生の事例も紹介されています。97.5%という公表値の中身を、一人分の物語として読める場所だと言えます。Instagramでの発信もあります。
文字で読むQ&A、動画で見る対談、写真で追うInstagram。どの入口から入っても、「できないのは当たり前」から話を始めるこの人の型は変わらないはずです。読んでいて気になることが出てきた方は、質問や相談の窓口になっている公式LINEを訪ねてみてください。

おわりに。公式サイトのQ&Aだけで、ここまで人柄が見えてくる家庭教師Eden代表・なおき先生という人
なおき先生の言葉がこれほど紹介のしがいがあるのは、Q&Aの回答が定型文ではなく、本人の言葉で書かれているからだと思います。「そもそも子供はわがままな生き物です」と言い切り、「私も喧嘩になると思います(笑)」と笑い、「私、代表の居村が」と名乗って引き受ける。中学受験を考えているご家庭にはもちろん、悩みを持つ人にどう言葉を返すかという点でも、一読の価値がある文章群です。
編集部として付け加えるなら、この人の言葉の芯は「できないのは当たり前。だから仕組みと順番で何とかする」の一点にあります。子どものわがままも、親子喧嘩も、模試の点数も、まず当たり前だと引き受けてから、得意から入る順番やLINEでの毎日の管理という仕組みで応える。慰めと対策が分業ではなく、同じ一人の中でつながっている。それが、名鑑に載せたいと思った理由です。
家庭教師Eden・なおき先生への窓口はこちらです。
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参考記事
家庭教師Edenの口コミ・評判の総合紹介

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